ニッセイ ギアモータ・減速機 総合カタログ

GTRギアモータ・減速機 総合カタログ(デジタルカタログ版)です。


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G/G3タイプ平行軸H/H2タイプ直交軸F/FAタイプ中空軸・中実軸F2/F3タイプ同心中空軸・同心中実軸技術資料オプションインダクションギアモータS型減速機にモータを取り付ける際の注意事項1.モータ軸のサビ、ほこり、サビ止メ油などはきれいにふきとってください。2.モータ取り付けの際、モータ部や減速機部を叩いたり、ボルトの締め付け力を利用した挿入は行わないでください。無理に行いますとモータ軸キー溝の切り上がり部にキーが乗り上げ、ベアリングの破損、異常音などの原因になります。3.S型減速機には入力ピニオンのキー材は付属していませんので、モータ側のキー材をご使用ください。但し0.1kW・0.2kWについてはキー材が付属しております。付属キーは中間はめの設定となっています。モータ取り付けの際キー材が落下する場合がありますのでご注意ください。4.S型減速機に取り付けるモータの質量(重量)が大きくなりますと、取り付けフランジの負担が過大となりトラブルの原因となります。下表を目安にしてください。注1.モーメント制限を超えたモータを取り付けますとケースなど破損し、モータが落下す注2.モーメント制限を超えたモータを取り付けたことに起因する不具合は、当社保証る可能性があります。範囲外とします。ℓ{W}Mℓ:モータ重心:モータ質量M{W:モータ重量}4Pモータ相当容量0.1、0.2kW0.4kW0.75kW1.5kW2.2kW27N・m以下31N・m以下34N・m以下83N・m以下93N・m以下モーメント制限ℓ×Mインバータ(周波数変換装置)を使用してGTRギアモータの速度変換をされる場合①ギアモータとインバータを組合わせて使用された場合、低速回転の時に異常な温度上昇を起こすことがありますのでご注意ください。またブレーキ付の場合には電圧変動によってブレーキ動作不良を起こす可能性がありますので、ブレーキの配線はインバータをバイパスさせてください。詳細はP.589のギアモータとインバータの組み合わせについてをご参照ください。②インバータ運転による軸受の電食についてギアモータとインバータを組合わせて駆動する場合、軸受封入グリースの状態、配線方法および運転条件などによっては、ごく稀に軸受の電食が発生することがあります。対策が必要な場合はご相談ください。F2タイプ保護キャップの取り付け取り外し保護キャップの取り付け、取り外しは、矢印の部分を軽く押して行ってください。(強く押さないでください。)MIDシリーズ単相コンデンサラン形単相コンデンサラン形モータには、サーマルプロテクタを内蔵しています。規定の温度になると内蔵サーマルプロテクタが作動してモータは停止します。内蔵サーマルプロテクタ動作温度:120±5℃)この時、ブレーキ付はモータのみ停止し、ブレーキは解放されたままになっているため、負荷を保持しません。必ず安全対策を設けてください。けが、装置破損のおそれがあります。内蔵サーマルプロテクタは自動復帰型のため、モータの温度が下がると自動的に運転を再開します。点検作業は必ず電源を切ってから行ってください。モータが突然動き出し、けがのおそれがあります。また、モータ停止時におけるブレーキコイルへの連続通電はさけてください。640


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