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IPMギアモータオプション技術資料制御部仕様モータ部・ブレーキ部仕様F3タイプ同心中空軸・同心中実軸F/FAタイプ中空軸・中実軸H2タイプ直交軸G3タイプ平行軸ラダープログラム例本資料はIPMギアモータとC1000の位置制御機能を使用して、エンコーダレスで位置決め制御を行う、簡単な実用例を紹介したものです。本資料の回路構成、結線方法、プログラムなどは、エンコーダレス位置決め制御をご理解いただくための一例です。本資料では、位置決め制御を行うにあたり、三菱電機株式会社製プログラマブルコントローラ「FX3U-32MT/ES」を使用しています。エンコーダレス位置決め制御の概要IPMギアモータをC1000で制御すると、外部からの位置指令パルスにしたがい、エンコーダまたはPGを使用せずに、位置決め制御を行うことができます。本章では、エンコーダレス位置決め制御のシステム構成と、注意事項を説明します。■エンコーダレス位置決め制御のシステム構成三相電源AC200~240VC1000IPMギアモータPLCなどの上位コントローラ位置指令パルスエンコーダケーブル不要三相動力ケーブルのみ●エンコーダが不要なので、エンコーダとエンコーダケーブルのコスト、およびエンコーダケーブルの配線工数を削減できます。●エンコーダ以外のシステム構成は、サーボモータを使用するときと同様です。PLCなどの上位コントローラから位置指令パルスを出力し、その指令パルスにしたがい、エンコーダレスで位置決め制御を行います。●C1000に入力できる位置指令パルスは以下の2パターンです。1.ラインドライバ(300kHz以下。)2.オープンコレクタ(300kHz以下。制限抵抗が必要です。)●C1000に入力できる位置指令パルスの信号形態は、以下の3パターンです。1.符号+パルス列(正論理)2.CW+CCW(正論理)3.90°位相差二相パルス(4倍)●モータ1回転あたりのパルス数は、以下のようになっています。1.400W以下(4極):2048パルス2.750W以上(6極):3072パルス●C1000の位置決め制御に関連する機能として、上記設定の他に電子ギア比・スムージング・位置偏差過大検出レベルなどを設定することができます。※C1000の機能の詳細については、C1000テクニカルマニュアルをご参照ください。799