>> P.952
VG/APGタイプ平行軸VHタイプ直交軸VF3S/VF3Fタイプ同心中空軸・同心中実軸F3Sタイプ/直交軸制御部仕様技術資料オプションバッテリー電源ギアモータ選定手順と選定例選定例バッテリー電源ギアモータ(Vシリーズ)用途…………………台車駆動(4輪)最高速度……………2km/hタイヤ外径…………200mm全重量………………100kgO.H.L.の荷重点……フランジ面から150mm(右図参照)稼働時間……………10時間以上/日起動頻度……………70回/日以下車輪の抵抗係数……0.12km/hタイヤ外径200mm全重量100kg150※別売りの専用ドライバを使用した場合の選定例です。当社ホームページ計算選定ツールをご利用ください。https://sentei.nissei-gtr.co.jp/calculation)使用条件・シリーズを入力すると、WEB上で容量計算が可能です。選定の手順タイプの決定(平行軸・直交軸・中空軸)減速比の決定選定例車軸取り付けにより、VF3S(同心中空軸)に決定する。2km/h=33333mm/min最高速度時の駆動軸回転速度を求めます。33333÷(200×π)=53.1r/minモータ軸最高回転速度は2500r/minであることから2500÷53.1=47.1可変速モータなので計算値より小さ目の速比1/40を選択トルクおよびモータ容量の検討100kg×0.1×(200mm÷2÷1000)×Sf×9.8サービスファクタ(Sf)を1.25とすると上式は12.25N・mとなります。※1/40の減速比で12.25N・m以上の出力軸許容トルクがあるものは0.1kW以上の容量のものになります。(サービスファクターはP.954参照)モータ軸換算負荷慣性モーメントの検討100kg×(200mm÷2÷1000)2×i2×C補正係数(C)に1、iに1/40を代入すると、上式は0.000625kg・m2となります。※(慣性モーメントの補正係数はP.955[表-2]参照)許容慣性モーメント表から100Wの許容値は0.00125kg・m2なので許容値内です。※※(許容慣性モーメント表はP.955[表-3]参照)(上記計算は簡便のため、車輪や軸などの慣性モーメントを無視しています。)負荷トルクによるO.H.L.は12.25÷(200÷2÷1000)上式は、122.5Nとなります。また、台車の重量の1/4の25kg245N)が直接軸にかかります。この2つの力は90゜の角度をなしているので、その合成力は274Nとなります。O.H.L.の検討性能表から0.1kW、1/40の中空軸タイプの許容O.H.L.は830Nです。中空軸のフランジ取付けの場合(片側をピローで受けない時)、許容O.H.L.を補正する必要があります。※P.958参照この場合、(55+20)÷(55+150)×830=303したがって、303>274となり許容値内です。※ベルトの張力など、他にもO.H.L.に影響する要素がある場合は、お客様にて数値の追加を行ってください。機種選定結果選定機種は、ブレーキなし・電源電圧を24VとするとVF3SC15-40N100L2Aとなります。952